フリーランスになりたいなあ

僕は自分の仕事は、大好きじゃないけど、決して嫌いではない。むしろ会社の人間関係も良好で、いろいろ勉強になるし、ガチガチに行動も制限されてるわけじゃないし、余った時間ができたら(めったにないけど)好きなプログラミングを仕事に活かすこともできます。小さい会社故に、職務範囲も曖昧で、自分が苦手なこともやらせてくれるし、大きな会社では絶対経験できないこともあります。他の会社の社長と話す機会だってあります。

きっと世間一般に言えば、かなり恵まれた会社なんだろうな、と思います。

一方でフリーランスの仕事には大変憧れています。ノマドとか、いい響きです。自分の得意分野を存分に活かして、時間配分も仕事場も自分の裁量で、お客さんを選ぶのも自分の裁量、、、って大変そうだけど、いいなあと思います。

世の中にはたくさんのフリーランサーがいて、しかも僕よりもずっと若くて経験もすくない人がフリーになって、いつのまにか僕が10数年間に経験したよりもはるかに貴重な経験を短時間にたくさんしているのを、ブログやらなにやらで目にします。正直うらやましいのを通りこして嫉妬に近い感情をいだきます。しかしながら、僕が痛い思いをしてるのなんて目じゃないくらいもっと痛い経験もたくさんしてるのでしょう。

なぜ自分はフリーになれないのか、やはりサラリーマンが楽だからなんだと思います。福利厚生とか、税金とかいろいろ考え無くてよいし、対外的には、有り体に言えば会社がいままで培ってきたもの(人脈やらなにやら)をそのまま使えるのです。歴史をそのまま使えるのはやはりラクです。

独身や子無し夫婦だったら会社にしがみつく生き方でも別にいいのかもしれないけど、しかしながら、子供ができて色々考えるようになりました。子供が小学生になったとき、家に帰ったらお父さんもお母さんも家にいない、昔で言うところの鍵っ子は今では珍しくないです。家に帰る代わりに塾に行く、それが普通になりつつあるのだと思います。

でも僕は、、、なんていうか、子供が家にかえってきたときに「おかえり」と言いたいです。家で仕事をしているお父さんが振り返って「おかえり!」と言ってくれたら、そしてお父さんが仕事をしている後ろで遊んだり勉強したり、ときどきお父さんに教えてもらったりしたら、、、もし僕がそんなお父さんの子供だったらなんかワクワクします。

そんな父親になりたいなあ。それが僕がフリーランスになりたい理由の一つです。